「UL規格」はアメリカを中心に海外で広く認識されている製品の安全性に関する規格で、米国UL社(Underwriters Laboratories Inc.)が管理・運営をしています。
近年では、海外での生産設備建設においてUL規格に準拠した製品を求められることが圧倒的です。
生産設備が安全であることは、その設備を利用する人にとっては最大限に重要なことです(例えば、火災・感電・爆発など)。そのため生産設備など関しては、設備を利用する人の安全が脅かされてはならないと法律で定めされており、第三者機関によにる安全性の認証が義務付けられています。その認証の一つとして、100年以上の歴史をもつUL規格が広く認識・利用されるようになっています。
当社は2003年に UL認定工場として登録され、国内企業の海外展開、海外での生産設備の建設に際し、UL規格認定製品の製造を全面的にバックアップしています。
UL規格にはいくつかのマークがあります。
当社が得意としているのは「Listing認証」と呼ばれ、部品も含めて製品全体がUL規格に準拠した最終製品の製造です。
UL規格は、規格に準拠した部品を利用していればいいわけではなく、部品を組み合わせた全体としてUL規格に準拠している必要があります。
また、アメリカだけでなく、カナダのCSA規格にも適合していることを意味するC-UL認証マークとなります。
防爆制御盤におけるUL規格を取得
当社では「防爆制御盤」におけるUL規格を取得しています。
(防爆制御盤におけるUL規格の取得は、国内では当社を含めて現在2社のみです)
同じ電子制御盤の製造であっても、比較的安全性の高い領域での利用と、プラントや発電所など非常に危険性の高い領域での利用とでは求められる品質に大きな違いがあります。当社は、得意とする防爆パネルや防爆制御盤の製造を発展させて、UL規格においても防爆制御盤の認証を取得しています。
生産設備の製造において求められる認証はUL規格だけではありません。
例えば電子制御盤の場合、UL規格以外にも、IEC(International Electrotechnical Commission / 国際電気標準会議)による安全基準や、NEC( National Electrical Code / 米国電気工事規程)による基準をも満たす必要があります。当然ながら、部品の選定基準や求められている領域・基準値はそれぞれごとに異なり、それぞれ複雑に関連する規格ごとの要求事項すべてを一括理解して、全体を最適化する設計と製造が求められます。
当社は長年に渡りUL規格の最終製品を手掛けてきた経験から、全体を最適化した設計・製造に強みを持っており、他社にはない大きな特徴の一つとなっています。
また、当社は世界各国で利用されている数多くの規格認証を取得しているため、複数の国の基準に準拠した製品づくりにも強みを持っています。
UL規格 電子制御盤(空調管理)
UL規格 防爆電子制御盤
ホームページでは掲載できない事例が圧倒的ですので、具体的な事例につきましては営業担当よりご案内させていただきます。
UL規格 認定製品の製造については、経験豊富な当社にお気軽にご相談ください。
TEL. 03-3790-3031(代表)